普段何気なく身に付けたり、飾ったりしている「色」ですが、実は大きなエネルギーを秘めています。興奮させたり、落ち着かせてくれたりする色、食欲をそそるような色、まさに人間の心に関係しているものだと思います。
この色の効果を医学的にうまく利用するカラーセラピーも注目されています。人の心と体に深く反応をしめす「色彩」を用いて安らぎを与え、心身のバランス
を整えるというものです。上手に色を使えば心をいやす効果も期待できるのです。
また、色に温度はありませんが、赤・黄系などは暖かいイメージを連想させますし、これとは逆に青系は冷たさを感じさせる効果があります。この2つの色の心理的温度差は3℃あると言われているように、色が人に与える力は多大です。
最近、同じような色ばかりが気になる人は、その色を身体が必要としているのかもしれません。そういう時は、あまり深く考えずに、素直にその色を取り入れてみてはどうでしょう。このページでは色とうまく付き合うためのヒントを提供します。
赤 | 元気と活力をもたらしてくれるアドレナリンの分泌が盛んになる。
自己主張を増加させる。 時間経過を早く感じさせる。 |
オレンジ | 気持ちを明るくさせる。人に好かれる。
人間関係をスムーズにさせる。 やさしさや解放感を与える。 |
黄色 | 決断力を高める。記憶力・集中力を高める。
注意力を高める。 気分が明るくなる。 消化器系に効果がある。 |
緑 | 安心感を感じられる。鎮静作用、緊張緩和などリラックスの作用がある。
穏やかな気持ちになる。 目の疲れに効果的。 |
青 | 感性や直感力を高められる。精神を安定させる。
血圧を下げる。 食欲を減退させる。 |
紫 | 心と体の疲れを癒す力がある。直感力や洞察力を高める。
催眠効果がある。 想像力を促進する。 |
ピンク | やさしい気持ちになる。緊張をやわらげる。
ホルモンバランスを整える。 若返りの色。 |
白 | 清潔な印象にする。心が穏やかになる。
素直な気持ちにする。 強力な浄化パワーがある。 |
黒 | 気持ちを落ち着かせる。気持ちを引き締める。
暗い気持ちになる。 実際より重く感じる。 |
グレー | 上品で安心させる。平凡で控えめな印象になる。
他の色を引き立たせる。 クールなイメージになる。 |