雑誌、メディア、サイト、ブログなどで、今まで何度も取り上げられてきたことと思います。
でもイマイチわかりにくい!(率直な感想)
ということで、ここでは出来るだけ専門用語を避け、誰でも理解できるように説明してみます。
1.最大の違い
液晶テレビは裏から白い光を全体にあてるバックライト式。
液晶テレビは画面の1番手前に画像を映す液晶パネルがありますが、それだけでは真っ暗で見えないため後から光を当てています。真っ暗なシーンでもバックライトは全体に当たり続けていて、明暗は液晶パネル側で行っています。
※バックライトを何等分かに分割して明るさを個別に制御する機種もあります。
プラズマテレビは自ら発光する小さな点の集まり。
プラズマテレビの場合、自ら光る 赤、緑、青 の点が1つのセットとなり、画面全体に引き詰められています。真っ暗なシーンでは、殆どの点は発光を止め休憩しています。
2.消費電力はどっちが低い?
使用する環境や機種などにより、これは、一概にどちらとは言えません。
これまではプラズマテレビの方が消費電力が高いとされて来ましたが、最近はその見方も変わってきています。そもそもプラズマテレビの測定方法は全ての点を発光させた状態で測定されますが、実際はどうでしょう?バラエティーやスポーツ番組など比較的明るいシーンが全体をしめる番組では、確かに点灯率が高く消費電力も高くなると思います。しかし、ホラー映画など全体に暗いシーンが多い番組の場合、明らかに消費電力を低く抑えられると言えます。
※液晶テレビの場合番組にあまり影響されることなく安定した消費電力となります。
3.画質が良いのはどっち?
極端に明るい部屋では液晶、それ以外はプラズマ。
どちらにも向き不向きがあります。
量販店で展示されたテレビをご覧になったことがある方の大半が
液晶テレビは明るく綺麗。
プラズマテレビは暗い、黒が白ぼけしている
といいます。
実はこれには理由があります。大抵の展示コーナーは極端に明るいと言うことです。一般家庭であれだけの明るさの部屋は、ごくまれだと思います。これまでの説明を踏まえて結論を出してみたいと思います。
一般家庭で見るなら断然プラズマテレビの方が深みがあり綺麗
夜間など明るすぎない環境の場合、液晶テレビはバックライト故に暗いシーンでも光が漏れてしまい店頭とは逆に黒が締まらず、白ぼけしてしまいがちです。逆にプラズマテレビは暗いシーンになると発光体自体が暗くなり黒が締まってきます。
極端にいえば、真っ暗な部屋で両方に黒を表示したとき、プラズマは真っ黒、液晶は濃いグレーになります。
ただし、西日が入るなど、極端に明るい環境での使用が多い場合液晶が有利だと思います。
4.画面の反応速度
断然プラズマテレビが優位です。液晶も最近はかなり改善されていますが、やはり比べると残像が気になります。
5.パネルの寿命
発売当初は液晶が圧倒的に髙寿命とされていましたが、最近は殆ど差が無いようです。
まとめ
今回はあまり詳しく掘り下げないで説明してみました。決してプラズマメーカーの回し者ではありませんが、調べるほどにプラズマテレビが優位に思えてきました。店頭で比べるより、実際に購入して使っている友達に見せて貰ったりするのがいいかも…
※ちなみに55インチ液晶テレビ(ソニーのKDL-55HX920)と42インチプラズマテレビを所有しています。