ひょんなことから大家となり賃貸経営(区分所有)することになった。ただし築40年のボロマンション!
中身も昭和そのもので、少し手を加えないと借り手は現れない。
できる限りお金をかけず、でも快適に住んで頂きたいと思いプチリノベに踏み切った。もちろん業者には頼まず全てDIY!!
初めて物件を見たときこんなトイレ設備、住宅で存在するの?と第一印象。
TOTOフラッシュバルブ式という公衆トイレなどで使われるトイレなのだそうです。
調べてみるとTOTOのT150系やTV750系、現行のTV550系辺りが近そう。もう少し調べてみると一部の部品を交換すれば温水洗浄便座用の分岐を取ることが可能なのが分かりました。
3種類の方法がありました!
★パターン1
フラッシュバルブ右側、給水栓(ストップバルブ)の調整ねじ部分を三栄のB50-1に取り替えるタイプ。※赤いところ
交換部品はこちら
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★パターン2
フラッシュバルブ右側、給水栓(ストップバルブ)ごと分岐付きに交換するタイプ。※赤いろころ
交換部品はこちら
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★パターン3
左側のフラッシュバルブ本体と右側のストップバルブの間の短いパイプを交換するタイプ。※赤いところ
色々考えた結果、ウォシュレットのホースが目立たず、最もスッキリ収まると思われる3番目を採用しました。
この赤いパーツをフラッシュバルブ用分岐アダプタ(TH484)に交換します。
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※フラッシュバルブ式便器にウォシュレットを取り付ける際に使用する、専用の分岐アダプタです。
ちなみに、この分岐アダプタTH484はパイプ間(芯間)が120㎜タイプのフラッシュバルブのみに対応しています。(画像参照)
TH484に交換するのに必要な工具 ⇓
専用工具(TZ115-3S)
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※無しでも外せるだろうとケチって購入して無かったのですが、結果は固くてこれがないとほぼ無理と思われる!3番目を選んだこと後悔;ウォーターポンププライヤー等では絶対無理です。
3/8ソケットにTZ115-3Sに取り付けて、固いパーツをテコの原理で回して外す。
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おなじみのモーターレンチ!
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※モンキーレンチでも代用出来なくはないですが、バルブが大口径になると本体サイズが大きすぎて小回りが利かず理想ではないです。
矢印のバルブをモーターレンチで緩めてフラッシュバルブ部を外す。
元のアダプタは専用工具で無事に外せました!これ使っても固かった~
専用工具のTZ115-3Sと交換部品の形状
ここまでくれば後は楽勝!
フラッシュバルブ本体を元に戻して、新設した分岐にはウォシュレット付属のホースを取り付ける。ついでにメッキ部分を「さびとりつや之助」で磨きました!「ピカール」もお勧め!
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温水洗浄便座本体を便器に取り付け、アースと電源を接続すれば完成!!
パターン3を選んでやっぱり正解!スッキリ!
フラッシュバルブ
実はタンクレスでスッキリ!逆に今風!?
参考になれば幸いです。