さんざん悩みました。
問題解決までの経過を紹介します。 → 解決済み(2012/11/28)
マイシステム:
Mac mini 2011 (OS X Mountain Lion 10.8)
Boot Camp 4.0 上にwindows7(x64)をインストール。
メモリ8GBに増設
SSD256GB+HDD500GBに載せ替え
NAS(TS-WX1.0TL/R1)・・・Z:に割り当てデータディスクとして利用(RIDE1)
※ちなみに NAS と Macmini はルーター(NEC WR8500N)に有線接続。
標準フォルダ(ドキュメント、ピクチャ、ビデオ、ミュージック)をこのNASに移動しています。
多少のもたつきは覚悟の上で・・
問題発生:
OS起動直後はネットワーク上のファイルにサクサクアクセス出来ているが、時間が経つと急に遅くなる。
特にサイズの大きいファイルをコピーしたり、保存した後など、かなりの確率で遅くなる。
エクセル → ファイルのオープン/保存に30秒ほどかかる(通常5秒以内)
iTunes → 動作がカクカク。サムネイルの表示が激遅。あげくにフリーズ。
BunBackup → チェック中に固まる。
などの症状に悩まされる。PCを再起動すればサクサクに戻るが、数分使っているとまた同じ・・・
注意:最初に 4) を試してみてもいいかもしれません。効果が無い場合 1) から順にご覧ください。
1) いろいろ調べて最初に試したこと
下記を参考に、ネットワークアダプタのIPv6関係の機能停止しました。
→ Windows7のネットワークが微妙に遅い原因(解決?)
結果:設定変更直後はアダプタが再起動するので、一時的に速くなるが時間が経つとまた遅くなる。
2) 次に試したこと
あまり理解しないまま、下記サイトを参考に 「コマンドでSNPを無効化」 を試す。
→ [Windows 7編]ネットワーク設定を標準で使ってはいけない
結果:問題解決に至らず。
これは「Mac mini」固有の症状かと思い、いろいろ調べましたがこれといった情報無し・・・
そもそも Boot Camp で Windows を動かすこと自体、お遊びみたいなものかと諦めかけたその時、
気になってた事、思い出した!
以前から気になっていた、windows7 標準機能 「オフライン ファイル 同期」 です。
なんか裏でゴソゴソやってる感じだし、以前から、自分にはあまり関係ないような気がしてました。
※以前Vista時代にWORDやらEXCELのファイルがおかしくなる不具合に悩まされた。
3) この 「オフライン ファイル」 を無効にしてみた。
コントロールパネル→同期センター→オフラインファイルの管理→オフラインファイルのチェックを外す→OK
ついでに、インデックスも解除
コントロールパネル→インデックスのオプション→変更→オフラインファイルを無効にする→OK
結果:問題解決に至らず。
やっと解決したかもしれない(^^)/ 2012/11/20
結局全てデフォルトに戻しての再出発でした。
最大の原因は見落としです(・・;)
上の 2) で紹介したサイトに ”ヒント” と言うか ”答え” がありました。
「コマンドでSNPを無効化」 のところにある3つのオプション
- TCP Chimney Offload の無効化
- Receive-Side Scaling(RSS)の無効化
- Network Direct Memory Access(NetDMA)の無効化
コマンドプロンプトにてそれぞれ以下コマンドにて無効化にしました。
- netsh int tcp set global chimney=disabled
- netsh int tcp set global rss=disabled
- etsh int tcp set global netdma=disabled
ここまでは完璧だったのですが、その後にこんなことが書かれてました。
『・・・さらに、ハードウエア側の設定変更も必要になる。ハードウエアベンダーが提供する情報を参考にして無効化するのも忘れずに行おう。』(抜粋)
4)なんだこりゃ?
たぶんアダプタの設定のことだと想定して
コントロール パネル→ネットワークとインターネット→ネットワーク接続→ローカル エリア接続(右クリック)→プロパティ→構成→詳細設定
と、たどって設定画面を覘いてみると、1つだけそれらしき項目がありました。
コマンドの Receive Side Scaling(RSS)の無効化 と同じオプションが・・・
しかも Enable(有効) になってます・・・
※ドライバによって『Receive Side Scaling(RSS)』=『受信側スケーリング』表記の場合あり
すかさず Disable(無効) に変更しました。
結果は大成功!
まさか、コマンドだけでは駄目だったとは・・・・
試しに、「コマンドでSNPを無効化」で無効にした項目を全てデフォルトに戻してみました(画像参照)
結局、このページで紹介した全ての設定を元に戻した状態で、アダプタの 『Receive-Side Scaling』のみ『Disable(無効)』にて確認したところ、不具合が全くなくなりました。
ランニング結果:今度こそ解決のようです(^^)v
300GB程のデータをNASからローカルにコピーさせたりと、ネットワークにかなりの負荷をかけて見ましたが、速度も速く安定してました。
※これまで遅いとき10Mbps程度まで落ち込んでたのが、今は500Mbpsくらいで安定してます。もう少し速くなってほしくて設定を色々弄ってもあんまり変わらず。とりあえず快調なのでよしとします。
よって、勝手に解決と認定しました(*^^)v
全ての環境に効果があるとは限りません。不具合が発生する可能性もあるので自己責任で!