とあるサイトを運営しているサーバーがえらいことに!!
WordPressの表示を速くする便利なキャッシュプラグイン『WP File Cache』がえらいことになってました。結論から言うと・・・
なんと!
キャッシュファイルがいつの間にかふくれあがり、気付いたときにはサーバーを圧迫し、空き容量が0バイトになってました(゚ー゚;
2GB/50GB とかなり余裕のあるサイト運営だったので、サーバーの空き容量を確認したのはかなり前のこと。まさかこんなえらいことになってるなんて思っても見なかった。
ここからが苦難の始まり
今思えば、確かに前兆なる症状が有りました。
- バックアッププラグイン『UpdraftPlus』が時々エラーを出し始めた。
- 画像のアップロードに失敗するようになった。
- サイトのサムネイルが所々消えている。
併用している『WP Super Cache』のキャッシュを時々削除していたので、症状が時々出ないのはそのせいだった見たいです。
特に酷いディレクトリがこちら
/wp-content/plugins/wp-file-cache/cache/terms
こいつが容量の大半を占めてます。
原因が分かったのでこのプラグインを削除
WordPress管理画面から削除しようと思ったら500エラーが出て削除出来ない! 仕方ないので、FTPクライアントから直接削除しようにも全く削除出来ない状態。(1KB~10KBの小さいサイズのファイルが無数に有るようで、1時間放置しても容量に変化無し)
telnet/SSHが使えない!
ハッキリ言ってど素人のわたし。それでもなんとかせねばと調べた結果、LinuxサーバーならtelnetやSSHを使い、コマンドで直接削除できるようです。これこれっ!と思い実行しようと思ったら
現在使用中のサーバー(sixcore)ではtelnet/SSH未対応!
こうなったらカスタマーサービスにお願いして消してもらおうとコンタクトを取ったら『原則、お客様のデータの編集や削除等は対応していない』との回答・・・・・
でも気の利く担当者様から『Cron設定』を利用すればコマンドの実行が可能とアドバイスを頂く。但しコマンドに関してもサポート外(゚ー゚;
調べた結果、該当ディレクトリまでの絶対パスと削除のコマンドでいけそう。
シックスコアのサーバー管理ツールを開き
①サイドバーのCron設定をクリック
②Cron追加をクリック
③Cron編集
スケジュール設定はお好みで設定。
※たとえば分を『3』、時・日・月・曜日を『*』にすると毎時3分に実行。
コマンド例:
find /home/サーバID/独自ドメイン/public_html/WPディレクトリ/wp-content/plugins/wp-file-cashe -delete
※オレンジ部分はサイトにより異なります。あと find と wp-file-cashe の後に半角スペースを入れる。
この例では、長針が真上の時に確定ボタンを押すと、3分後にwp-file-cashe削除が開始されます。
結果は?
FTPクライアントから削除したときと違い、48GBものキャッシュファイルを約1時間で消し去ってくれました\(^^)/
今回の『WP File Cache』に限らず、ファイルやフォルダの削除でおこまりの素人(わたしのような)の方は参考にしてみて下さい。